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障害福祉サービスの加算の取りこぼしを防ぐには|よくある算定漏れと対策

障害福祉サービスの運営では、本来算定できるはずの加算を取りこぼしてしまうケースが少なくありません。加算は事業所の収益に直結するため、わずかな算定漏れでも積み重なれば経営に大きく影響します。この記事では、よくある加算の算定漏れのパターンと、取りこぼしを防ぐために施設側でできること、専門家に相談すべきラインを、20年以上にわたり自社で障害福祉施設を運営してきたEngoodが当事者目線で整理します。

なぜ加算の取りこぼしが起きるのか

加算の算定漏れは、特定の誰かのミスというより、いくつかの要因が重なって起こります。日々の支援に追われるなかで、制度面の確認が後回しになりやすいのが実情です。

算定要件の理解不足・体制届の出し忘れ

多くの加算は、要件を満たしているだけでは算定できず、指定権者(都道府県・市町村)への「体制届(介護給付費等の算定に係る体制等に関する届出)」の提出が前提になります。要件を満たしているのに届出を出していなかった、という取りこぼしは非常によくあるパターンです。

実績記録の不備・報酬改定の見落とし

加算によっては、支援内容や時間の記録、会議や研修の実施記録が算定の根拠になります。記録が整っていないと、後の運営指導で返還を求められることもあります。また、報酬改定のたびに加算の新設・廃止・要件変更があり、その変化を追えていないと、新しく算定できる加算を取り逃してしまいます。

よくある算定漏れの例

処遇改善加算まわり

福祉・介護職員の処遇改善に関する加算は、計画書だけでなく「体制届」の提出が必要で、どちらかが欠けると算定できません。年度の途中で加算を始めたり区分を変えたりする場合は、算定開始月の前月15日までに届出が必要になるなど、期限の管理も重要です。さらに、受け取った加算額以上を職員の賃金改善に充てる(賃金改善額≧加算額)という要件があり、これを満たさないと返還の対象になり得ます。

ポイント:処遇改善加算は「計画書+体制届+実績報告」がワンセットです。届出や期限の抜けが、もっとも起きやすい取りこぼしのひとつ。要件・加算率は報酬改定で変わるため、最新は厚生労働省・指定権者でご確認ください。

体制・配置にかかわる加算

福祉専門職員配置等加算のように「有資格者を一定割合配置している」ことで算定できる加算は、実態として要件を満たしているのに届出をしていない、という取りこぼしが起きがちです。送迎加算や食事提供体制加算なども、提供の実態はあるのに算定できていないことがあります。自施設の人員配置やサービス提供の実態を、加算の要件と突き合わせて確認することが大切です。

サービス種別ごとに見落としやすい加算

加算は、サービス種別によって算定できる項目が異なります。放課後等デイサービス・児童発達支援では専門的支援にかかる加算や個別サポート加算、就労継続支援では就労や工賃・賃金にかかわる加算、生活介護では人員配置や送迎にかかわる加算など、種別特有の加算が多くあります。「他施設では算定しているのに自施設では未算定」という項目がないか、自施設の運営実態に照らして確認すると気づきやすくなります。

取りこぼしを防ぐためにできること

まずは算定状況の棚卸し(施設側でできること)

最初の一歩は、いま算定している加算と、サービス種別ごとに算定し得る加算の一覧を突き合わせる「棚卸し」です。厚生労働省や指定権者が公表している加算の一覧をもとに、「要件を満たしていそうなのに算定していない加算」がないかをチェックします。あわせて、体制届の控えと実績記録がそろっているかも確認しておきましょう。

棚卸しは一度きりで終わらせず、報酬改定のタイミングや、職員体制が変わった節目に定期的に行うのがおすすめです。とくに体制届は提出期限(多くは算定開始月の前月15日など)があるため、年間のスケジュールに組み込んでおくと、出し忘れによる取りこぼしを防ぎやすくなります。

専門家に相談すべきライン

「要件の解釈に自信がない」「報酬改定後の整理が追いつかない」「過去の算定が適正だったか不安」といった場合は、専門家に相談するのが安全です。加算は適正な取得が大前提で、無理な算定は運営指導での返還リスクにつながります。Engoodでは、加算の取りこぼしの是正と適正取得の支援を行っています(成果を保証するものではありません)。支援内容の詳細はサービス内容のページを、制度の用語は用語集もあわせてご覧ください。

まとめ|加算の適正取得は経営の土台

加算の取りこぼしは、気づかないうちに収益の機会を逃しているだけでなく、逆に要件を満たさない算定は返還リスクにもつながります。大切なのは「適正に・取りこぼしなく」取得することです。私たちは横浜を拠点に、自社で20年以上 障害福祉施設を運営してきた当事者目線で、神奈川県内および全国の事業所を支援しています。加算や収支のお悩みは、初回のご相談・経営診断を無料で承っています。しつこい営業はいたしませんので、お気軽にご相談ください。

よくあるご質問

加算の取りこぼしには、どうすれば気づけますか?
いま算定している加算と、サービス種別ごとに算定し得る加算の一覧を突き合わせる「棚卸し」が有効です。要件を満たしていそうなのに算定していない加算がないかを確認します。判断に迷う場合は専門家への相談をおすすめします。
処遇改善加算で多い算定漏れは何ですか?
計画書は出していても「体制届」の提出や期限(年度途中の開始は算定開始月の前月15日まで等)の抜けが代表的です。要件・加算率は報酬改定で変わるため、最新は厚生労働省・指定権者でご確認ください。
過去にさかのぼって加算を算定できますか?
原則としてさかのぼっての算定は難しいケースが多く、取り扱いは加算や指定権者によって異なります。まずは今後の取りこぼしを防ぐ体制づくりが現実的です。詳しくは指定権者にご確認ください。
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